2026-09

クラシック音楽

短三度、せり上がる ── ヴェルディ『アイーダ』凱旋行進曲、歓声の底にいる一人

ヴェルディ『アイーダ』凱旋行進曲。祝祭の響きの中に隠された「短三度」の転調と、群衆の中で一人凍りつくヒロインの孤独とは。雨の音楽喫茶で語られる、名曲の真実と名盤の歴史。
クラシック音楽

マーラーとの対話から読み解くシベリウス第3番:構造の秘密とあわせて聴きたい4曲

シベリウスの交響曲第3番はなぜ「地味」と言われ、いかにして「化ける」のか?元オーケストラのヴィオラ奏者が、1907年の成立背景や30分の密度の高い構造、名盤比較までわかりやすく解説。聴くたびに味わいが深まる北欧クラシック音楽の傑作へご案内します。
ジャズ

ジャズが新しい波に乗った日:フレディ・ハバード『Red Clay』からたどる、1970年黄金のサウンド

中古レコード店で一番売れた名盤、フレディ・ハバード『Red Clay』を徹底解説。録音背景や5人の名プレイヤーの化学反応、ロックとソウルに挑んだ1970年の熱量を、ジャズ初心者にも分かりやすく紐解きます。
洋楽

ヤードバーズの音を解剖する ── ファズ、フィードバック、ツェッペリンへ継承された「発明」の真実【後編】

ファズやフィードバックを武器に「面としてのギター」を打ち立てたヤードバーズ。ベックやペイジの奏法解剖から、ジャケ裏の落書き、映画『欲望』での破滅、そしてレッド・ツェッペリンへと引き継がれた音の設計図まで、彼らが残した革命の全貌を読み解きます。
洋楽

ヤードバーズとは?クラプトン・ベック・ペイジを擁しながら「売れなかった伝説」の真実【前編】

3大ギタリストを輩出しながら、なぜヤードバーズはヒットチャートで負け続けたのか?「レイヴ・アップ」という発明や過酷なツアー裏話から、商業的敗北の影でハードロックやサイケの原型を生み出した「方法論」の全貌を音楽史の視点で紐解きます。
邦楽

オリコンが始まった年、昭和43年の名曲4選 ― 僕たちが歌に託した「置き忘れたもの」

1968年はオリコンが始まり、日本人が同じ歌を共有した年。「帰って来たヨッパライ」「星影のワルツ」「恋の季節」「小樽のひとよ」の4曲を「喪失に向き合う姿」から読み解きます。昭和歌謡店主が語る、ヒット曲の裏に隠された人々の記憶と帰還の物語。
クラシック音楽

「私の40年は無駄だったのか」──名曲『G線上のアリア』が教えてくれる、静かな継承の物語

評価されずに終わったのかと悩む元音楽教師が訪れた喫茶「詩」。ヴィルヘルミの編曲からリヒターの祈り、リステンパルトの日常まで、『G線上のアリア』をめぐる盤を聴き比べながら、音楽が時代を超えて手で運ばれてきた意味を静かに紐解く物語です。
クラシック音楽

活動12年で消えた天才ピアニスト、ウィリアム・カペル:31歳で途切れた音符と9枚の遺産

1953年、31歳の若さで航空事故により急逝したピアニスト、ウィリアム・カペル。わずか12年の活動期間に残されたCD9枚分の録音から、彼の凄みと真価をたどります。初心者にもわかりやすくショパンやプロコフィエフなど8つの名演・聴きどころを解説。
ジャズ

名盤『At Last』徹底解剖:コンコード最強の5人が鳴らした、力みのない最高峰スウィング

ジーン・ハリスとスコット・ハミルトン、そしてジャズ史を支えた最強のリズム・セクションが集結した名盤『At Last』。全10曲の背景や構造、聴きどころを一曲ずつ丁寧に紐解きます。夜に少し大きめの音で聴きたくなる、極上スウィングの魅力を解説。
ジャズ

レニー・トリスターノ再入門:盛り上がらないジャズが快感に変わる15度の視点

レニー・トリスターノの音楽はなぜ「盛り上がらない」のか?元スタジオエンジニアで現ジャズピアノ講師の視点から、クール・ジャズの父と評される彼の真価と多重録音論争、独自の教育法を解説。視点を15度変えて楽しむ画期的なトリスターノ入門記事です。